外山滋比古氏の本は、学生の頃よく読みました。
最近この本がブームになっているようで、まだ読んだことがなかったので、読んでみました。
非常に平明で読みやすい文体で、難しいこともすっと頭に入ります。
氏の専門の英文学の話も随所に出てきますが、もっと平易なエッセイで、日常の様々な状況を絡めた「よりよく考え成果を出すためにはどうすればよいのか」がよく分かる内容です。
何度か出てくる言葉に、「見つめるナベは煮えない。」というのがあります。
早く煮えないかなと思ってナベの中を見れば見るほど煮えてこない、ちょっと放っておいた方がよい、という意味ですが、なるほど、ですね。
何度も読み返したい本です。
お勧めです。
安野光雅氏の表紙も面白い。
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