漱石の「門」です。
「三四郎」→「それから」→「門」と100kgずつくらい重くなっていくのですが、大好きな小説です。
宗助と御米、友人から奪った女性(御米))と一緒になって、世間の片隅でひっそりと暮らす夫婦。
全編に漂う「重い」空気は、中学生の頃は受け止められませんでした。
今なら、大丈夫。「楽しめ」ます。
ラストの宗助の言葉は、今でもふと思い出します。
「本当にありがたいわね。ようやくのこと春になって。」
「うん、しかしまたじき、冬になるよ。」
宗助はそういって、足の爪を切るのです。
「希望」「絶望」「生死」「男と女」「人」「人生」「明治」「日本」「性(さが)」。。。色んな言葉が頭をぐるぐる回ります。
※学生の頃は、「格好いい。。。」と思っていました。。。
宗助が鎌倉の円覚寺に参禅に行きます。
自分もなぞって行ける年になったかな?
妻と行くかぁ。
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