かの有名な 「本を読む本」 である。
フォトリーディングを推奨する本と平行して読むと、その価値が分かる。
本書では、読書のレベルを4段階に分けている。
初級読書、これは言語の識別が出来るようになった小学生レベルの読書である。
点検読書、これは、いわゆる 「拾い読み」 である。しかし、時間に焦点を置き、目次や見出しや謳い文句や索引を読むべきであると、示唆に富む命令をしてくれる。
分析読書、これは 「本をよく読んで消化する」 ことである。
シントピカル読書、これは一つの主題について何冊もの本を関連付けて読むことである。
特筆すべきは、点検読書であろう。
フォトリーディングでも推奨しているが、目次や見出しを使って本の全体をざっと読むと確かに速く、正確に読めるように思う。
行間のニュアンスを完全につかんでいるとは思えないので、何度も読み返す必要があるだろう。
また、外山滋比古氏のあとがきが読ませる。
ぜひ、購入いただきたい本である。
文庫だし。
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