Chabo!本のディスカヴァー本です。
教科書と名乗るだけあって、論理の作りが分かりやすく順序だてられていて、読みやすい。
はじめに、「すべての問題の原因は、必ず過去にある」と、問題の共通点を述べています。
「あのとき、ああしておけば良かった。。。」という想いをできる限り少なくするための基礎をまとめたものが本書だそうです。
この本の分かりやすさは、
「戦略とは現在地と目的地を結ぶルート、つまり旅行の計画」
だと定義していることです。
ステップとして、
①「現在地」を明らかにする
②「目的地」を明らかにする
③現在地と目的地を「結びつける方法(=戦略)」を考える
としています。
旅行なので、
(1)「現在地」は常に変化している
(2)「目的地」は現在地ほど頻繁に変化しない
※目的地はなんらかのイベントによって、思いがけず変化することがある
(3)「戦略(ルート)」は、基本的に現在地の変化に応じて変化する
ということ。ポイントは(1)ですね。
これを頭に入れて読むと、分かりやすい。
というか、①②③、これが全てなのですが。
まとめて読んだほうがよいのですが、以下、気になったフレーズだけを列挙しておきましょう。
1.未来を正確に予測する3つの方法
なるべく近い未来を予測する
未来を自らの手で作り出してしまう
現状から未来を予測する
2.情報を収集し、それを分析すること自体は戦略ではない
※この事実は忘れがちですねぇ。
3.集めて分析すべき情報(=現在地をはっきりさせる)は
「自社にでき」て、「顧客が求め」て、「競合にできない」こと
4.Give5乗の実践
5.ハインリッヒの法則=1:29:300の法則
6.やめるべきことを常に探す=何に集中すべきか=戦略の基本
7.シナリオプランニング=戦略プランの中の「共通するアクション」を見出し、他のアクションより優先させることを考える
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