行きつけの店 新潮文庫
男性自身 素朴な画家の一日 新潮文庫
ざっと、あっという間に読んでしまう。
山口瞳氏でないと決して書き得ないものだ。
読後感が何とも言えずよいのが氏の本の特徴だ、僕の場合は。
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そういえば、山口氏の本を精力的に集めていた学生時代、早く歳を取りたいなと思ったことを思い出す。
今は、そんなことをわざわざ考えなくても十分に歳を取った。
学生から見た50歳なんて老人以外の何者でもないだろう。
でも、実際に自分が50歳になってみると、体も頭も思ったほど年老いていない。
近所の人や会社の仲間で僕に近い年齢の人は皆、どこかしら悪い。
ひざが痛いだの、足が痛いだの、肩が凝るだの、鍼に行かなきゃだの、まさに老人だ。
でなければ更年期障害の症状を訴える。
僕は全然何ともない。
若い頃との大いなる違いは、女性にあまり興味がなくなってきたことだ。
奥さん一人で十分だ。
。。。あっ、これが年老いたってことか?
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